藤井四段、15歳初星 夏休みは将棋漬け

 史上最多の29連勝を達成した中学3年生の最年少プロ棋士・藤井聡太四段(15)が24日、大阪市の関西将棋会館で棋聖戦1次予選の対局に臨み、西川慶二七段(55)、阪口悟五段(38)を連続で撃破した。19日に15歳の誕生日を迎えてからの初勝利に、「なんとか勝つことができてホッとしています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。次戦は27日の銀河戦で平藤真吾七段(53)と対局する。

 落ち着いた指し回しで、15歳初の白星を飾った。誕生日後の初戦となった21日は、三枚堂達也四段(24)に屈した藤井四段は「(敗北から)3日しかないので、負けを引きずらないようにと思っていた。勝つことができてホッとしています」と気持ちを切り替えての“1日2勝”に笑顔を見せた。

 29連勝時の強さが戻った。午前には西川七段を113手で撃破。5月に西川七段の息子・西川和宏六段(31)を下して17連勝目を記録しており、“親子斬り”を果たした。午後には、6月に激戦の末、22連勝を決めた相手の阪口五段を90手で破った。「今回は内容重視」と胸を張る藤井四段に対し、阪口五段は「完敗ですね。良い勝負にできなくてふがいない」と唇をかんだ。

 藤井四段は21日から夏休みがスタート。これまで夜の対局後は現地で1泊し、朝一番で愛知に戻るなど、連盟関係者も驚くほど学校生活との両立に力を入れてきた。その分、8月末まで“将棋漬け”となる。「夏休みに入って時間的にかなり余裕ができた。強くなる期間だと思っているので有効に活用して頑張りたい」と気合満々。

 将棋以外にやりたいことを問われても、15歳は「今は強くなることが最優先と思っているので、そちらに集中したい」と言い切った。今夏は史上初の中学生タイトルの可能性を残す棋王戦本戦と王将戦一次予選決勝で大一番も控える。

 8月4日(王将戦)には現在、王位戦で羽生善治王位(46)とタイトルを争っている菅井竜也七段(25)と対戦。棋王戦では、藤井四段にとって公式戦初のA級棋士との対局となる豊島将之八段(27)戦も待つ(期日未定)。

 「読みの精度や形勢判断がまだ足りないと思うので克服したい」。進化を続ける若き天才棋士はさらなる高みを目指し、夏を有意義に過ごす。

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