五木ひろし「歌い続けてご恩返ししたい」 悲しみこらえ…出世曲で平尾さん追悼

 21日に肺炎のため亡くなった作曲家で歌手の平尾昌晃さん(享年79)の訃報を受けて、歌手の五木ひろし(69)が23日、大阪・新歌舞伎座公演で、「よこはま・たそがれ」など平尾作品3曲を追悼唱でささげた。

 五木は恩人を亡くした悲しみを必死にこらえ、平尾さんが手がけ、自身をスター街道に導いた出世曲を追悼歌唱した。

 歌謡ショーで「私の原点です」と「よこはま-」を披露。カーテンコールでは出演者全員で「ふるさと」を合唱。最後に五木が1人、舞台に残り「平尾先生に、ありがとうございましたとお伝えしたいです」と沈痛な表情で語り、「別れの鐘の音」を捧げた。

 無名だった1970年に「全日本歌謡選手権」で平尾さんと故山口洋子さんに素質を見込まれ、翌年に五木ひろしとして再デビュー。平尾さんと山口さんが手がけた「よこはま-」が大ヒットし、紅白初出場も果たした。

 終演後に取材に応じた五木は「『よこはま-』のキャンペーンの時は、レコード屋の店頭で平尾先生がお客さんを集め、私を呼び込んでくださったのを思い出します」と回顧。平尾さんとは昨年の紅白でも対面して激励されたといい「お元気だと思ってました。まだ信じられません」と言葉を詰まらせた。

 「五木ひろしを誕生させた山口先生に続き平尾先生までもが旅立たれて…。でも、私が元気である限り、歌い続けてご恩返ししたい」と誓った。

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