鷲尾真知子 気丈に舞台出演 夫の転落死から一夜明け…会見は中止に
6日に東京芸術劇場シアターイーストで初日を迎えた舞台「アザー・デザート・シティーズ」の上演中に舞台から転落し、搬送先の病院で亡くなった俳優・中嶋しゅうさんの妻で女優の鷲尾真知子が7日、東京・明治座で初日を迎える舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に予定通り出演した。
関係者によれば、鷲尾は午後12時開演の舞台のため、午前10時45分頃、車で劇場入りした。ただ、事故以前に決まっていた鷲尾も出席する予定だった舞台のPR会見については、明治座宣伝部が「諸事情により中止とさせていただきます」とファクスで報道各社に伝えた。
中嶋さんは6日午後10時、救急搬送された病院で息を引き取った。
鷲尾さんは6日深夜、公式サイトで「中嶋本人も連日稽古に励み、開幕を楽しみにしていた公演初日に、このような事態となりましたこと、共演の皆様をはじめとする関係者の皆様、ファンの皆様に、妻として、深くお詫び申し上げます。
そして、私自身も本日7月7日に初日を迎える明治座での公演がございます。それぞれ1日違いで開幕する舞台でしたので、中嶋とも互いに励まし合いながら、ここ数週間を共に過ごして参りました。まだ私自身が信じられない気持ちの中におりますが、今はただ、公演初日から千秋楽まで、無事に務め上げることに集中したいと思っています。中嶋もそうすることを一番に願っていると思います」と心境をつづった。