身代金ウイルス作成容疑で中3逮捕 「3日で作った」ダウンロード100件以上
パソコンのデータをロックし復旧のために金銭を要求するウイルス「ランサム(身代金)ウエア」を作成したとして、神奈川県警は5日、不正指令電磁的記録作成などの疑いで、大阪府高槻市の中学3年の男子生徒(14)を逮捕した。県警によると、ランサムウエア作成容疑の立件は全国初。
県警によると、男子生徒は複数の無料の暗号化ソフトなどを組み合わせてウイルスを自作。「自分のパソコンを使って約3日で作った」と供述、ランサムウエアを作った目的は「自分の知名度を上げたかった」と話しているという。
男子生徒はウイルスを海外サイトにアップロードし、会員制交流サイト(SNS)に「ランサムウエアを作ったよ」とアドレスとともに投稿していた。
現時点で金銭被害は確認されていないが「100件以上ダウンロードされた」と供述。ダウンロードした人も不正指令電磁的記録取得などの疑いがある可能性があり、県警は全容解明を進める。