梶芽衣子、婚約破棄と独身の理由を明かす「独身、後悔してません」

 女優の梶芽衣子(70)が12日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、かつての婚約破棄の真相と、いまだに独身を貫いている理由を告白した。

 1972年、梶の当たり役となった「女囚701号 さそり」が大ヒット。当時、梶は「婚約していた」が、ヒットが障害になったという。

 「『さそり』の当たり方が異常だったんですよ。それでもう、私の意思とかナントカはもうこっち(かたわら)にあって、もうどんどんどんどんことが進んで行くだけなんですよ。ある種、映画会社に入ったあたしたちにとっては商品じゃないですか。ウケたらそれをやっぱりどんどん売りたいしっていうことが、しょうがないですよね。『私の個人的なことでそうなんですけど』って言っても、もうそんなことは何にも、誰も聞いてくれない状況になって」と、とても結婚できる状況ではなくなっていた。

 そのうち、「一緒にいたんですけどあんまりうまくいかなくなっちゃって。どうする?っていうことになって。うまく言えないんですけど、フッとこうダメかなって思った瞬間って、ホントにダメになっちゃうんですね。そこから元に戻るってことはちょっと難しくて」と、婚約者との間にも溝ができた。

 梶が「(約束は)何でも守ります。どうしてほしいでしょうか?」と別れを切り出すと、婚約者に「一生、結婚、誰ともするな。仕事は死ぬまで続けろ。そういうことだろ?やめるってことは」と言われ、「あ、そうですね、分かりました」と答えたという。

 その約束を守って今に至るまで独身を貫いている梶は、婚約者とは「お別れしてから一度もお会いしたことないです。ウワサも聞かない。45年以上になりますね、もう」といい、「独身、今、後悔してるかって言ったら後悔してませんね」と穏やかな笑顔で語っていた。

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