フランスの著名俳優アラン・ドロン(81)が9日、フランスメディアに近く引退する意向を示したことが明らかになった。ドロンは「もうこの年だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べ、現在計画が進んでいる映画と、舞台作品にそれぞれ出てから引退するという。
ドロンは過去にも引退を宣言したことがあるが、今回は「本当」だとしている。「最後の映画」は名匠パトリス・ルコント監督作品で、2018年に公開予定。脚本はほぼ完成していて「自分の人生によく似た役柄」を演じるという。
ドロンは「太陽がいっぱい」「山猫」「冒険者たち」など数多くの映画に出演し、1960年代にスターに上り詰めた。