山田洋次監督 新作は蒼井優の発言に着想「人の死は笑っちゃうこともある」

 映画監督の山田洋次氏(85)が5日、大阪市内で行われた映画「家族はつらいよ2」(27日公開)の舞台あいさつに登場し、作品の裏話を明かした。作中では、人間の「死」をもユーモラスに描写している。山田監督は今作について、女優の蒼井優と雑談しているときのエピソードに着想を得たと明かした。

 蒼井の知り合いに銀杏好きの老人がいたそうで、銀杏を入れて出棺したところ、火葬場でパチパチとはじけ、大変だったとか。山田監督は「その話を聞きながら笑ってしまった」と振り返り、「人の死は重たいことだけど、笑っちゃうこともあるんだな。この次の話の核にならないかな、そしたらできるんでないかな」と制作の裏話を披露した。続けて「だから原案は蒼井優です」と話し、会場の笑いを誘った。

 舞台あいさつには、このほか主演の俳優・橋爪功(75)、吉行和子(81)、小林稔侍(76)も登壇。この日は、こどもの日とあって、橋爪は登壇者の名前を挙げつつ「ロートルばっかり出てきちゃって。若いやつはゴールデンウイークで自由を謳歌して」とジョークを飛ばすなど、共演者と息のあった様子を見せた。

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