柳家さん喬、佐藤九段らに紫綬褒章

 政府は2017年春の褒章受章者を28日付で発表した。受章者は722人、うち女性210人で、女性は14年春の206人を超えて過去最多となった。受章団体数は32。29日に発令される。

 学問や芸術などで功績を残した人に贈られる紫綬褒章は17人(うち女性2人)。落語家柳家さん喬(本名・稲葉稔)(68)、日本将棋連盟会長で永世棋聖の資格を持つ佐藤康光九段(47)、バレエダンサー酒井はな(42)らが選ばれた。

 柳家さん喬は江戸落語の魅力をじっくりと伝える、熟練の演者。紫綬褒章の知らせに「本当にありがたい。落語というものを、改めて見直す機会を頂戴した」と喜んだ。

 1967年、人間国宝の五代目柳家小さんさんに入門。いつも心の中に、亡き師匠の「素直に生きなきゃいけない」という教えがあるといい、「(受章で)師匠の影をちょこっと踏めたかな。もっと小さんを追っ掛けたい。芸の優しさを学びたい」とますますの精進を誓っていた。

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