桜田淳子が3年半ぶりステージ 芸能界復帰は明言せず

劇場を出てタクシーに乗り込む桜田淳子=東京都中央区、博品館劇場(撮影・棚橋慶太)
劇場を出る桜田淳子=東京都中央区、博品館劇場(撮影・棚橋慶太)
劇場を出る桜田淳子=博品館劇場(撮影・棚橋慶太)
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 元歌手の桜田淳子(58)が7日、東京・博品館劇場で開催された「スクリーン・ミュージックの宴」にゲスト出演。13年11月のデビュー40周年記念イベント以来、約3年半ぶりにステージに立った。

 モノトーンのワンピースに黒い帽子をまとって登場した桜田は、客席からの「淳子ちゃん!」「お帰り!」という声援と、万雷の拍手を浴び、「胸がいっぱいです。お呼びいただいてありがとうございます」とニッコリ。イベントのテーマに沿い、ミュージカル「アニーよ銃を取れ」で披露した楽曲4曲のメドレーを熱唱した。

 歌い終わった桜田は「のどがカラッカラです。こんなに緊張したのは久しぶり…」と苦笑い。続けてサプライズで「プレゼントでもう1曲だけ…」として、81年1月発売のシングル「化粧」を歌い上げた。かつてと変わらぬ情感あふれる歌声に、会場からはすすり泣きの声も漏れた。

 歌唱後のトークでは、「恐らく、桜田淳子がどれくらい年を取ったんだと興味もあって来たんだと思いますけど…」とジョークも。また、過去のマネジャーや業界関係者の前で公開リハーサルを行ったことも明かし、タレントとして完全復帰の可能性も感じさせた。終演後は、出待ちのファンから飛んだ「淳子!」などの歓声に、笑顔で手を合わせて感謝。報道陣からの「芸能活動は再開されるんですか?」などの問いには、一切答えなかった。

 桜田のタレント活動復帰に関しては、全国霊感商法対策弁護士連絡会が4日、都内で、反対声明を発表する会見を実施。「過去の行動についてきちんと説明しなければ、芸能活動の再開を許すことはできない」とした。これに対し、世界平和統一家庭連合も同日に、報道各社にファクスで、全国霊感商法対策弁護士連絡会の声明に対し反論する文書を送付。“全面対決”の様相を呈していた。

 桜田は会場入りの際は、約100人の報道陣から飛んだ質問には回答せず。体調やのどの調子を問われると、軽く笑顔でうなずき、小さくガッツポーズを見せていた。

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