フリーアナウンサーの小林麻耶（３７）が３日、フジテレビ系「バイキング」にＶＴＲ出演し、１１カ月ぶりにテレビ復帰した。３月３０日に都内で、番組ＭＣの俳優・坂上忍（４９）のインタビューに応じた麻耶は、休養前と変わらない笑顔を見せた。

　昨年５月、「バイキング」本番中に倒れ、長期休養入り。当時の状況について「スタジオで過呼吸気味になって」と説明した。妹・麻央（３４）の乳がん公表は翌６月で、まだ伏せられていた。

　麻耶は「妹をもっと手伝いたいなと思いがふくれ上がっていて、事務所に秋からのスケジュールを見直して欲しいと伝えた後だった」と告白。看病のための仕事の調整を要請後に倒れたことを「ホッとしたのかな」と自己分析した。休養中は「自分の心と体を取り戻すのに必死」で、エレベーターも電車も車も乗れなかったという。

　今後については「少しずつですけども（仕事を）再開させていただいて、復帰といえるところまで持っていきたい」と意欲を見せた。きっかけを坂上に問われると、１月下旬の広告撮影に言及。麻耶は「スイッチをオンにする機会があった。メークをしてきれいな洋服を着て…」と久々の仕事モードを体感し、そのままの格好で麻央宅を訪れたという。

　すると、姪っ子の麗禾ちゃん（５）が「ねえね、お化粧してるの？キラキラしてる！」と、本当に嬉しそうな顔で呼びかけてくれたという。「こんなに喜んでくれるんだと。大げさかもしれないけど、自分の大切な事を思い出させてくれた」と一言に感謝した。

　また、麻央の容体については「一進一退」と現状を報告。「一日の中でも（状態が）違う。すごい元気な日もあれば、ガクッとなる時間もある。変わらず見守っていくしかない」と語った。

　麻耶は「バイキング」木曜レギュラーだが、フジは「レギュラー復帰は未定」とした。