日テレ社長 WBCで高視聴率の他局たたえる 三冠王途切れるも余裕

 日本テレビの大久保好男社長が27日、定例の社長会見に出席した。3月第2週、第3週の視聴率で、35週連続で獲得し続けてきた三冠王が途絶えたことについて言及した。

 日本テレビは、全日(午前6時~深夜0時)、プライム(午後7時~同11時)、ゴールデン(午後7時~同10時)の3つの時間帯で、在京の民放局で視聴率トップを続けてきた。しかし、3月6日から12日の3月第2週で、テレビ朝日がプライムとゴールデンの2冠に輝いた。また、3月第3週(13日~19日)でもプライムでテレビ朝日がトップに立ち、日本テレビは2週続けて三冠王を逃していた。

 主にWBCの試合中継が高視聴率を稼いだことが要因と見られている。大久保社長は「WBCの1次予選、2次予選、決勝ラウンドと、素晴らしい視聴率を記録したことで、2週間ほど三冠王は途切れてしまいましたが、日本代表チームの活躍にプロ野球ファンは高い関心を持って、見ていただいたという結果だと思います。日本代表のコンテンツの威力というものをあらためて実感いたしました」と淡々と語った。

 「他局のことではありますが、素晴らしい放送だったと思います」とたたえる余裕も見せた。第4週(20日~26日)は3週ぶりに三冠王に返り咲いており、「三冠王を獲得できて安心しているところです。もう1週、今年度は残っておりますから、日本テレビの番組を視聴者に見ていただいて、しっかり今年度の視聴率三冠王を固めたいと思っております」と気を引き締め直していた。

 【3月20日~26日、日本テレビの週間視聴率(単位は%)】

 全日 8・2(2位のテレビ朝日は7・4)

 プライム 12・3(2位のテレビ朝日は11・7)

 ゴールデン 12・3(2位のテレビ朝日は11・3)

※視聴率はビデオリサーチ調べ

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