まゆゆ、4月新ドラマがタイトル変更 名物を男性器に見立てていると秋田県抗議で

 テレビ朝日系で4月にスタートする新ドラマ「サヨナラ、きりたんぽ」(日曜、深夜0・40)が、米を棒状に固めた秋田県の名物「きりたんぽ」を男性器に見立てているとして、同県から抗議を受け、番組名を変更することが8日、分かった。ドラマはAKB48・渡辺麻友(22)が主演し、昭和初期に女が男性器を切り取った「阿部定事件」がモチーフ。同局はタイトル変更を決め、謝罪した。

 放送開始を待たずして、「サヨナラ、きりたんぽ」のタイトルに“サヨナラ”が告げられた。テレビ朝日は4日にホームページで新ドラマの情報を公開し、番組名や、主人公が裏切った男に復しゅうするストーリーを、阿部定事件をほうふつとさせる文言で紹介。主演の渡辺はツイッターで「なんと、平成の阿部定です」と役柄を説明していた。

 秋田県観光戦略課によると、ドラマ発表の当日からネット上での批判を確認。きりたんぽの本場・同県大館市の市役所にも「こんなことを許すのか」などの声が届いたという。6日に県としての協議を開始し、同日中に地元系列局に、抗議のための連絡を入れた。

 翌7日午後には秋田県の職員がテレビ朝日に出向いた。担当プロデューサーから「番組名を変更して、番組にきりたんぽの映像を使用することもありません」と説明されたため、県側は口頭の申し入れにとどめ抗議文は提出しなかったという。同戦略課は「現時点で対応を示していただき解決しておりますので、今後の姿勢を見守ります」とした。

 テレビ朝日にも苦情が寄せられ、7日に行われた改編発表で報道陣に配布された資料では、阿部定事件を連想させる表記は削除。番組名は仮題とされた。

 問題が表面化したことを受け、テレビ朝日は「放送前とはいえ、秋田県の皆さまにご不快な思いを与えてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪。内容も一部変更するといい、新タイトルは「決まり次第、発表する」とした。

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