井上謝罪会見【一問一答2】相手方が気遣い「これで最後にしましょう」

 昨年12月に接触事故を起こしながら現場を立ち去った件について、不起訴処分が決まったお笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が7日、都内で会見を行った。事故の相手方であるタクシー運転手とのやり取りについて、その気遣いに涙したことを明かした。

 【一問一答2】

 -運転手さんのケガはどれぐらいか。

 「診断書によりますと全治2週間ぐらいと弁護士の先生から聞いております」

 -相手方とお会いしたのか。

 「事故をした直後、何度か電話をさせていただき、お手紙を書かせていただきまして、直接謝罪する場を相手の方から設けていただけるという話で、事故をした3日後に直接お会いすることが出来まして、本当に申し訳ないことをしてしまいました、体の方は大丈夫ですか、というような話をさせていただきました」

 -運転手の方はどう話していたか。

 「相手の運転手の方が本当に優しい方で、僕が泣きながら謝罪しているのを見て、完全に僕が悪いのに、100%僕が悪いのに、相手の運転手の方が涙を流されて…。『謝罪の気持ちは井上さんから十分に伝わりました。なので、早く劇場や、テレビで漫才をしている姿を私に見せてください。それでまた私のことを笑わせてください』という温かい言葉をいただきました」

 -どう感じたか。

 「その時、本当に涙が止まらなくて、それと同時に、僕はこんなお優しい方に本当に申し訳ないことをしてしまったと思い、自分自身へのいらだちももちろんありましたし、ふがいなさもありましたし、相手の方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした」

 -外見からけがをしている様子はあったか。

 「そういう部分は見当たらなかったです。お会いしてお話しした時に相手の方から、次の日から仕事復帰するので、私のことは心配しないでくださいという温かいお言葉をいただきました」

 -会ったのはそのときだけか。

 「相手の方が、『もうこれで井上さんとお会いするのは最後にしましょう。連絡をとるのもこれで最後にしましょう』という言葉をいただきまして。弁護士さんからも、相手の方がそうおっしゃっているのに、僕から何かを執拗にするのは逆にご迷惑になってしまいますし、こういうお仕事をしているので、相手の方がそのせいで自分自身を責めてしまうと思われる部分があるのかもしれないよと弁護士さんからも言われたので…。本当にこれ以上相手の方にご迷惑をかけないように、お会いするのは最後になりました」

 -修理代などは。

 「弁護士さんを通じてこういうお値段になりますということで、しっかりとお支払いさせていただきました」

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