生田斗真主演「彼らが本気で編むときは、」がベルリンで審査員特別賞受賞

 俳優・生田斗真主演の映画「彼らが本気で編むときは、」が世界三大映画祭の一つ、第67回ベルリン国際映画祭で17日(現地時間)、LGBT(性的少数者)への理解を深めるために創設された賞「テディ審査員特別賞」を受賞した。授賞式には荻上直子監督が出席。トロフィーを手にし、「ダンケ・シェーン!(ありがとう)」とドイツ語で喜びを表現した。

 同作では、生田がトランスジェンターを演じている。「テディ賞」は1987年に創設されたLGBT映画を表彰する賞で、邦画では初の受賞となった。92年からベルリン国際映画祭の正式な賞と認められている。

 LGBTを表彰する賞はヴェネツィア国際映画祭にクィア獅子賞(2007年から)、カンヌ国際映画祭にクィア・パルム(2010年から)があるが、テディ賞は最も歴史がある。

 生田、共演の桐谷健太、柿原りんかは15日に現地でレッドカーペットとプレミア上映に参加していたが、一足早く帰国したため、荻上監督のみが授賞式に出席。荻上監督は「この映画がさまざまな家族の形を受け入れたり、考えたりするきっかけになって欲しいんです。いままで持っていた“普通”の概念を見直すきっかけになれれば嬉しいです。この映画を見て、LGBTに対する理解を深めてほしいと心から願っています。ベルリン、ダンケ・シェーン!」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス