お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二（５１）が８日、妻でタレントの山口もえ（３９）が妊娠したことを受け、都内で会見を行った。山口は現在、妊娠５カ月。性別はまだ不明だという。前夫との間にもうけた長男と長女がいるが、田中との間では初めて。会見には相方の太田光（５１）も乱入。恒例の“片タマ”イジリも見せるなど、漫才のような大爆笑のやり取りで、田中のパパになる喜びを表現した。

　結婚から１年で、念願の子宝を授かった田中は、満面の笑みで「このたび、妻のもえが妊娠しまして」と発表。「初夏ぐらいになると思うんですけど、新たな家族が加わります」と声を弾ませた。

　妊娠が明らかになったのは、昨年１０月。山口が体調を崩して婦人科を受診。診察室の外で長女と待っていたという田中は「病院の方に携帯電話で『病室に来て下さい』と呼ばれて。悪い方の予感を持ちながら中に入ったんですが、妊娠だと聞いてうれしかった」と振り返った。

　田中は００年９月、睾丸肥大のため左睾丸を摘出。だが「医師からは『１つ取ったところで何も影響はない』と聞いていたので、心配はしていなかった」という。だが、やはり生殖能力に影響があると誤解を受けることが多く、太田も「本当に悩んでた。世間の誤解があると、ラジオで何回も言っていた」と相方の苦労をしのんだ。

　田中も「僕みたいな病気の人は結構いると思うんで…」としんみり。だが、ここで太田得意の“イジリ”がさく裂。「アニメ化されることになりました。タイトルは『この世界の片タマに』」と、大ヒット映画になぞらえて笑いを取った。

　その他にも太田は、会見に登場するなり、「覚醒剤が見つかりましたか？」と過激発言をするなど、“平常運転”の大暴れ。最後は「ビッグダディのように１０人ぐらい子どもを作って、すごい貧乏な家に住んで欲しい」と珍エールを送った。

　そんな太田にツッコミつつも、笑顔を絶やさなかった田中。生まれる子どもが成人するころには７２歳になっているが、「なんとか生きていたい。健康であればなんとかなるかな」としみじみ話した。