YOSHIKI ぶっつけ紅白…異国の地で仰天ハプニング 当日リハのみ

 大みそか「第67回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサル3日目が30日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。X JAPANは、リーダーのYOSHIKI(年齢非公表)が同日、香港でのフリーソロライブ開催が緊急決定したために帰国できず、残るメンバー4人で参加。YOSHIKIは31日に帰国する“ぶっつけ本番”で大舞台に臨むことになった。ほかに、AKB48らが通しリハを行った。

 波瀾(はらん)万丈の歩みで知られるバンドのリーダーらしく、異国の地で仰天ハプニングに巻き込まれた。YOSHIKIは29日に香港でソロ公演を予定していたが、現地プロモーターの不備で商業用ライセンスが申請されていなかったことが開演2時間前に発覚。公演は中止となった。

 チケットは払い戻されたが、会場側との交渉の結果、チケット購入者を招待するフリーライブを30日夜に急きょ開催することに。YOSHIKIの帰国は年末年始のあわただしい中で変更され、31日朝の航空便となる予定。紅白出場歌手は「音合わせ」と「通し」、2度のリハをこなすのが通例だが、一発勝負の当日リハで本番を迎える。

 YOSHIKI不在により、会場は混乱。取材開始の午前10時半に配られた資料には、夕方からのX JAPANの会見が明記されていたが、正午過ぎにスタッフがYOSHIKIの不参加を通達。30分後には会見中止も決まった。X JAPANは当初の予定より約2時間遅れで、ボーカル・ToshI(51)らメンバー4人でリハをこなした。

 紅白でYOSHIKIは、詞・曲を手掛けた「薔薇のように咲いて 桜のように散って」を歌う松田聖子(54)のピアノ演奏も担当。この日行われた松田のリハは、別のピアニストが代役を務めた。

 26日に出演したイベントで、「今回は聖子さんとも共演させていただくので、面白いものになると思います」と意欲を見せていたYOSHIKI。強行日程のドタバタ劇の末、紅白のステージへたどり着く。

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