中村雅俊 俳優の道後押しの母死去、94歳

母の死の悲しみをこらえ熱唱する中村雅俊=東京・中野サンプラザ
母の死の悲しみをこらえ熱唱する中村雅俊=東京・中野サンプラザ
母の死の悲しみをこらえ熱唱する中村雅俊=東京・中野サンプラザ
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 歌手・中村雅俊(65)の母・中村やい子さんが11月8日に心不全のため都内の病院で死去していたことが3日、分かった。94歳。通夜・告別式は同15日に家族葬で執り行ったという。やい子さんは病気療養中で、中村は全国ツアー中だったが公演の合間で東京に滞在しており、母の最期をみとることができたという。

 中村は、慶応義塾大学在学中、俳優の道に進むことを決心。その道を後押ししてくれたのが母だった。

 3日に東京・中野サンプラザでコンサートを行った中村は、デビュー後も度々コンサートに足を運び応援してくれた母について「今年のコンサートを楽しみにしていた母に見せてあげられず残念だが、精いっぱい歌い、母に捧げたい」とのコメントを発表した。

 この日は悲しみをこらえ、代表曲「心の色」や新曲「ならば風と行け」など25曲を熱唱した。

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