極楽・加藤、山本のよしもと復帰を生報告 テレビも意欲「オファーあれば」

 極楽とんぼの加藤浩次(47)が21日、日本テレビ系「スッキリ!!」で、相方の山本圭壱(48)がよしもとクリエイティブ・エージェンシーに20日付で復帰したことを受け報告した。06年7月19日に山本の不祥事を受けて「スッキリ!!」で号泣謝罪をしてから3778日。笑顔での報告となった。

 芸能コーナーの冒頭で、天の声を演じる南海キャンディーズ・山里亮太から話題を振られ「よしもとで活動させていただくことになりました。よろしくお願いします」と頭を下げた。

 今後の方針として「いちからまたライブとかから頑張っていきたいと思っております。(ライブを)ちょっとやりながら、テレビのオファーもまたあればそっちも出ていきたいと思っております」と語った。

 山里は「スッキリ!!」への出演を山本に対して呼びかけたが、加藤は「『スッキリ!!』にあわないだろうけど」と苦笑いしていた。

 加藤と山里は、山本の芸歴がどうなるのか、という会話でも盛り上がった。加藤が「山本さんとか南海キャンディーズの後輩とかになるのかな」と切り出し、よしもとを離れていた10年間を引くと、芸歴が約17年となり、だいたい山里と同期になると打ち明けた。現在テレビなどで活躍している顔ぶれでは、ピースや平成ノブシコブシ、キングコングらがいる。加藤は「吉村にあいつため口きかれるのかな」と新しい上下関係にも興味を示していた。

 山本は06年、当時未成年だった少女との不祥事で書類送検されたが、被害者との間に示談が成立し、不起訴処分になった。同社は事件後に山本を解雇していた。

 加藤は06年に山本の不祥事を受け同年7月19日放送の「スッキリ!!」で視聴者に対して謝罪した。「山本のした反社会的行為は決して許されるものではない」「16年連れ添った相方がこういう形で報道されるっていうのはすごい腹立ちますし、情けないし、気持ちの整理がついていない状況です」と涙ながらに語り深々と頭を下げた。それから10年の時を経て、笑顔での報告をするに至った。

 極楽とんぼは20日に都内で全国ツアー最終公演を行い、山本と加藤がコメントを発表。山本は「この度、(吉本興業の)大崎社長とお話させて頂いて、改めてよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属ということになりました。これまでにご迷惑をおかけしてしまった方々も大勢います、それ自体は決して消すことの出来ない事だと思っています。これからは、一人でも多くの方に笑って頂けるよう頑張っていきたいと思います」とした。

 報告書面で同社は「このたび、当社は2016年11月20日をもちまして、山本圭壱を所属タレントとして復帰させることとしました」と報告。「山本は2006年に当社との契約が解消となり、以降10年間、芸能界から離れて反省の日々を過ごしてきましたが、このたび極楽とんぼとして復帰したいという本人の希望を受けて、当社で検討のうえ、復帰を認めることにしました」などと説明した。

 山本は昨年1月に芸能活動を再開。今年7月にはフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ」の特番で10年ぶりに地上波番組に出演した。今秋に加藤とのコンビを再結成し、全国おわび行脚のライブを展開していた。

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