コント日本一決定戦「キングオブコント２０１６」の決勝が２日、東京・赤坂のＴＢＳで開催され、参加２５１０組の中から、ライス（よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属）が優勝した。高校時代の同級生の田所仁（３３）と関町知弘（３３）が２００３年に結成。養成所時代の同期で、決勝を戦った人気コンビ・しずるとは対照的に、今年初のテレビ出演となった無名コンビが、９代目王者の栄冠をつかんだ。

　「命乞い」と「クレーム」２本のネタで勝負。優勝決定の瞬間、２人で抱き合い、関町は「ほめてくれーぃ」とネタ中に繰り返したセリフをアレンジして、喜びを表現した。

　賞金１０００万円の使い道を「庭でお米を作りたい」（関町）、「相方の子どもに死ぬほどおもちゃを買って、パパと呼ばせたい」（田所）と説明。結成１４年目で初めて脚光を浴び、関町は「『くれーぃ』のフレーズを（審査員のダウンタウン）松本さんが使ってくれたので、流行語大賞もあるんじゃないかな」と有頂天だった。