オウム高橋被告の控訴棄却 東京高裁、一審の無期懲役判決支持

 95年3月の地下鉄サリン事件で実行犯を車で送迎し、殺人罪などに問われた元オウム真理教信者、高橋克也被告(58)の控訴審判決で、東京高裁は7日、無期懲役とした一審東京地裁の裁判員裁判判決を支持、被告側の控訴を棄却した。栃木力裁判長は「実行犯が有害な毒物をまくと認識していた」と指摘し、殺意や実行犯らとの共謀を認めた。

 一連のオウム真理教事件の実質審理はこれで全て終了。今後、事件に関わった元信者が被告や証人として法廷に出る可能性は事実上なくなった。法務省は、松本智津夫死刑囚(61)=教祖名麻原彰晃=ら死刑確定者13人の刑執行について検討を始めるとみられる。

 公判で弁護側は「何をまくかは知らず、人が死ぬ結果は予想外だった」と無罪を主張。被告が計画を事前に知っていたかが最大の争点だった。

 判決で栃木裁判長は、被告が教団の別の事件にも関わった経験や、地下鉄事件後に自分の身体への影響を心配していたことなどから、人を殺傷するために毒物をまくと認識していたと述べた。

 判決によると、地下鉄事件は、松本死刑囚らが教団への強制捜査を阻止するため、捜査の矛先をそらす目的で計画。高橋被告は95年3月20日朝、日比谷線でサリンをまいた元教団幹部を都内のアジトから送迎した。

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