いしだ壱成 2つの震災の記憶継続願う

 俳優のいしだ壱成(41)が10日、神戸市内で、主演舞台「午前5時47分の時計台」(4月2、3日、神戸市の松方ホール)の取材会を行い、2つの震災の記憶の継続を望んだ。

 1995年1月17日の阪神・淡路大震災を題材にした作品。11日には東日本大震災から丸5年を迎えることから「震災というものを勉強していかないといけないですね」と記憶の継続の大切さを訴えた。

 脚本を担当した演出の山本タク氏(35)とは、早い段階から同舞台についての話し合いを重ねていた。内容は熟知しての出演となるが、「舞台を見て『傷ついた』という人もいるかもしれないですよね。題材が題材なんで、演じるプレッシャーはあります」と重みはしっかりと感じているようだった。

 山本氏は、東日本大震災後に東北を訪れるなどして、東日本大震災への思いを重ねていたという。そこに、昨年「117KOBEぼうさい委員会」の依頼があり、実際に神戸にも訪れ「午前-」の舞台を手がけることを決めた。「生きてるってどういうことなんだろうっていうのを再認識していただければ。自分がいなくなっても、この演劇が続いていけばいいなと思います」といしだ同様に震災の記憶が風化しないことを願っていた。

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