岡田准一が「海賊とよばれた男」主演

 V6の岡田准一(34)が映画「海賊とよばれた男」(2016年冬公開予定)に主演することが4日、分かった。作家・百田尚樹氏(59)のベストセラー小説を、山崎貴監督(51)のメガホンで初実写化。百田氏原作の映画「永遠の0」(13年)で組んだ主演の岡田と山崎監督の“最強タッグ”が、邦画実写映画第6位の興収87・6億円を記録した「永遠の0」超えを目指す。

 「永遠の0」組が再集結した超大作に、岡田は「オファーをいただいた時は正直驚きましたが、『永遠の0』チームで再び撮影できることを大変うれしく思います」と胸を熱くしている。

 2012年発売、上下巻で累計364万部を突破した「海賊-」は、各社争奪戦の末に実写化が決まった。第38回日本アカデミー賞で最優秀作品、監督、主演男優など計11部門を獲得した「永遠の0」超えに山崎監督、岡田が呼応。スタッフを含む「永遠の0」チームで、日本映画史に残る大作完成へとかじを切った。

 物語は出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした主人公・国岡鐡造が石油事業を通じて見せた情熱、仲間との絆の他、イランへ向かう大型タンカー・日承丸の勇姿などを圧巻の映像美で描く。「永遠の0」の上映時間2時間24分を超える超大作を予定している。

 国岡を演じる岡田は“海賊”と呼ばれた青年期から困難を乗り越え“侍”と恐れられた老年期まで20~90歳代を演じ切る。山崎監督からは、壮年までを演じられるのは「岡田君しかいない」と期待を寄せられている。

 岡田は「主人公のように数々の苦難を乗り越え、道を切り開いていく姿を体現できたら。激動の時代を生き抜いた人物をしっかり演じられるように頑張ります」と、10月中旬に始まり来年1月まで続く撮影に気合をみなぎらせている。

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