黒木奈々さん通夜 先輩アナ涙のお別れ

 19日に胃がんのため32歳で亡くなったフリーアナウンサー・黒木奈々さんの通夜が22日、東京・青山葬儀所で、しめやかに営まれた。事務所の先輩でフリーアナウンサーの中田有紀(42)、江連裕子(38)、気象予報士の真壁京子(47)らが参列。早すぎる別れに涙した。

 遺影は今年3月に出版した、黒木さんの著書「未来のことは未来の私にまかせよう」の際に撮影したもの。黒木さんの事務所関係者は「優しいほほ笑みが、『これが奈々ちゃんだよね』って(参列者が)口々に話していました」と話した。

 以前から黒木さんと食事をするなど、交流があった真壁は「人一倍健康に気を使う人で、優しくて穏やかで…」と人柄に触れ、「奈々ちゃんが1番悔しいと思う。『やり遂げられなかった分を残された私たちができる限り頑張るからねって』声をかけました」と涙ながらに語った。

 江連は、今月2日には激励のメールを送ったところ「頑張っても頑張っても大きな壁が次から次に…疲れちゃって。だけど、小さな幸せでもいいから楽しみを見つけようと思います」と返信があったことを告白。「常に気遣いを忘れない。本当に優しくて。(アナウンサーを)続けさせてあげたかった」と声を詰まらせた。

 黒木さんは昨年8月に胃がんと診断され、同9月に手術で胃を全摘出。その後、入退院を繰り返しながら治療を続けた。今年3月30日からは月曜限定でNHK BS1「国際報道2015」のキャスターに復帰したが、7月13日の出演後、体調不良を訴え、入院。今月から自宅で治療に専念していたが、力尽きた。両親に看取られての最期だった。

 葬儀・告別式は23日に同所で営まれる。

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