元阪神・嶋尾が“地元”大河最終回出演

 プロ野球・阪神タイガースの元投手で俳優の嶋尾康史(46)がNHK大河ドラマに初出演することが28日、分かった。出演するのは12月21日に放送される「軍師官兵衛」(日曜、後8・00)の最終回「乱世ここに終わる」で、豊臣家の重臣・大野治長役を演じる。1998年の俳優デビューから16年、1つの夢を実現させた。

 9月中旬に行われた収録でセットの中に立った嶋尾は「高3の夏(86年)に初めて甲子園のグラウンドに立った時と同じくらい、セットのスケールの大きさを感じた」と、感想を漏らした。

 これまでも映画「沈まぬ太陽」「極道の妻たちNEO」など多くの作品に出演してきたが「やはり大河ドラマは特別なもの。世界で戦える日本の作品です」と、ようやく手にした夢舞台に感慨深げだった。「軍師官兵衛」は嶋尾の故郷・姫路が主要な舞台だっただけに、喜びもひとしおだ。

 役柄は豊臣家の家臣として秀吉、秀頼に仕えた大野治長。物語上でも重要な役割を果たす。1615年5月、豊臣と徳川の最後の戦いとなる「大坂夏の陣」で、銃声がとどろく大坂城に追い詰められた淀(二階堂ふみ)、秀頼のもとに駆けつけ、助命嘆願が聞き届けられなかったことを伝えるのだ。

 現場では主演のV6・岡田准一(34)に加え、東幹久(45)、塚本高史(32)ら共演経験ある俳優が温かく迎えてくれたため緊張することもなく、元野球選手の体形に合った約5キロの巨大甲冑(かっちゅう)を身に付け熱演。

 出演を終えて「やはり1年通して大河にレギュラー出演したい。それができて初めて俳優界の1軍入りですね」と、笑顔で次なる目標を語った。

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