麻薬密売人、W杯観戦に訪れて御用

 サッカーW杯開催中のブラジルで警察当局が17日(日本時間18日)、国際指名手配を受けていたメキシコの麻薬密売人の男をリオデジャネイロの空港で逮捕した。男は17日に北東部フォルタレザで行われたブラジル対メキシコ戦の観戦に向かう途中だった。

 ロイター通信などによると、男はホセ・バラハス容疑者(49)。正規旅券で11日に隣国パラグアイから入国していた。警察はブラジル国内で麻薬取引を行うか確認するため行動を監視していたが「観戦だけが目的と分かった。競技場で逮捕するよりも経費が掛からない」として、妻子とともに搭乗する直前に逮捕した。

 同容疑者はメキシコから米国への覚せい剤密輸容疑で指名手配され、米当局からも引き渡し要請があるという。

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