サブちゃんラスト紅白は超豪華セットで

 「NHK紅白歌合戦リハーサル」(29日、東京・渋谷)

 大みそかに放送される「第64回NHK紅白歌合戦」(総合など、後7・15)のリハーサルが29日、会場となる東京・渋谷のNHKホールで行われた。出場50回となる今回限りでの紅白卒業を表明している北島三郎(77)は「泣いてしまうかも」と心境を告白。大トリを務める最後の舞台へ入念に準備を進めた。また、初出場の泉谷しげるは(65)は、バンドメンバーに“ブチ切れ”る本気モードで注目を集めた。

 2日後に迫った最後の紅白へ、北島が高ぶる思いを口にした。「ありがとう!しかない。感謝でいっぱい。泣いてしまうかもしれないけど、一つの区切りはつけたい」。

 感謝の気持ちを伝えるために、最高のステージを用意した。ラスト唱となる「まつり」を飾るセットは、昨年の自身の劇場公演で使用した天に昇る龍をイメージしたもの。自ら持ち込み、NHKが紅白用にスケールアップさせた。

 ディズニーのエレクトリカルパレードを連想させる派手な電飾セットで、高さ6メートルの大きく客席にせり出した龍の頭にサブちゃんが乗って空中を舞う。この日のリハーサルでも披露し、担当プロデューサーが「客席にほえる感じ」と表現する壮大なステージとなる。

 最後の晴れ舞台にかける思いは、相当なものだった。例年、紅白のリハーサルは本番2日前から行う。それが今回は、事前に3日間もNHKに通いつめた。例年は30分ほどで済ませる音合わせも3時間かけ、バック演奏のサウンドを細部までリクエスト。別の日には、本番用で演奏する音のバランスも自ら最終チェック。さらに演出チェックにも立ち会った。自ら納得いく形で、最後の晴れ舞台を作り上げた。ここまで自ら手間をかけたのも、50回の出場で初めてだ。

 舞台は整った。本番には初めて雅子夫人を招待する。「私が終わっても紅白は続いてほしい。若人が頑張る、未来につながる紅白になってほしい」。そのために最後のステージを全力で務める。

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