シンガー・ソングライターの加藤登紀子が７０歳の誕生日の２７日、都内で通算４１年目となる「ほろ酔いコンサート」を行い、元日から世界配信されるシングル「富士山だ」を１０００人のファンに披露した。

　同曲は故阿久悠さんが「富士山を世界遺産に」の願いをこめて作詞し、加藤が曲を付けて２００６年に初披露した。今年６月に富士山が世界遺産登録され、リリースが決まった。加藤は「今年は６９歳だったのでロック調。是非子供さんにも歌ってほしい」と訴えた。

　加藤は静岡のイメージキャラクター・ふじっぴーから７０本のバラを贈られたが「古希？うれしくないわよ。来年は富士山に登ってライブをやりたい。恋もしたい」と意気盛ん。「知床旅情」「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」など２６曲を熱唱した。