東国原議員、日本維新に離党届

 日本維新の会の東国原英夫衆院議員(56)=比例近畿=は11日、国会議員団の松野頼久幹事長と国会内で会い、離党届を提出した。

 議員辞職に関しては、離党届が受理された後に伊吹文明衆院議長に辞職願を出す意向を表明した。党は近く執行役員会で正式に受理する方針。取り沙汰されている宮崎県知事選や猪瀬直樹東京都知事が辞職した場合の知事選出馬は否定した。

 東国原氏は離党の理由を「日本維新の理念や政策、方向性が変質し、自分の考え方と大きく離れた」と説明。比例選出であることを踏まえ「党にいただいた議席は返すのが筋だ。離党届が受理されてから手続きに入りたい」と述べた。

 2015年1月任期満了の宮崎県知事選への立候補に関し「計画も予定もない」と否定。徳洲会グループからの資金提供問題を抱える猪瀬直樹東京都知事が辞職した場合の知事選に立候補する意欲を問われ「ありません。行われるかどうか分からない状況で答えようもない」と述べた。

 橋下氏との10日夜の会談に関しては、党改革のため石原慎太郎共同代表ら「旧太陽の党」系議員を執行部から外すよう求めたと説明。「橋下氏の意志が固く、離党と辞職を決意した」と述べ、拒否されたことを示唆した。

 橋下氏は11日、東国原氏の離党や辞職について大阪市役所で記者団に「本人の意思、判断だ」と強調し、「シャープで行動力がある人だけに残念だ」と述べた。また、同氏の今後には「いろんな形で政治に関与するのではないか」と語った。

 タレント出身の東国原氏は宮崎県知事を1期務めた後、昨年12月の衆院選で初当選した。議員辞職すると、日本維新の比例名簿に基づき清水鴻一郎氏が繰り上げ当選する。

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