千葉真一 キーハンターを映画化構想!

 俳優の千葉真一(74)が4日、自身が出演した1960年代後半から70年代にかけての人気テレビドラマ「キイハンター」の映画化構想を明らかにした。千葉は都内で行われた韓国映画「ベルリンファイル」(13日公開)の大ヒット祈願イベントに登場し、2006年に亡くなった俳優・丹波哲郎さんから映画化構想を持ちかけられ、すでに脚本も完成していると明かした。

 「キイハンター」で共演した俳優・谷隼人(67)と公の場に立つのは約40年ぶり。“千葉ちゃん”は、74歳という年齢を感じさせないアクションを、同じくイベントに登場した小島よしお(32)に指導し、日本映画への熱い思いを口にした。

 「他人の出ている映画を宣伝するのは初めて。この映画(ベルリンファイル)がうらやましい。アジアでは日本が一番映画で最先端を走っていたのに、今や韓国、中国、そしてインドにも先を越されてしまった。日本映画は海外に出て行こうとしない。本当に悔しい」

 現在は米ハリウッドを本拠地に俳優活動をしているだけに、国際的な視野から日本映画の現状を嘆いた。

 千葉はファンを大喜びさせる構想も口にした。「キイハンター」でボス役を演じた丹波哲郎さんから持ちかけられた同ドラマの映画化を実現するため、すでに脚本を完成させたという。「丹波さんが亡くなる1年半前に言われた。『映画にしよう。ニューキイハンターだ。本はお前が書け』と。なかなか面白い。谷君もかなりのシーンに登場します」と明かした。

 キイハンターは1968年から放送され、千葉と谷が演じるハード&カーアクションが売りで、最高視聴率30%を超える人気ドラマだった。開始当初の監督を映画「仁義なき戦い」などでメガホンを取った故深作欣二氏が務めたのも人気の一因だった。千葉は「丹波さんは本当に台本を覚えてこなかったですよ。これは真実です。それに注意できたのも深作さんだけでした」と当時を振り返った。「ニューキイハンター」を含め、8本の企画を持っているそうで、千葉は「日本から世界に出る映画を」と力を込めた。

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