日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長（４３）は１３日、大阪市役所で記者団の質問に答え、八尾空港（大阪府八尾市）での米軍新型輸送機オスプレイ訓練の一部受け入れ提案について「沖縄が負担しているリスクを考えたら、（八尾市民の）抽象的な不安は、どうってことない」と述べた。その上で、参院選公約に、八尾空港を含む本州での受け入れ検討を盛り込む考えを表明した。

　大阪府内３３市でつくる市長会会長が１１日に「いたずらに府民の不安をあおっただけで、沖縄の基地負担軽減につながっていない」と申し入れたことに反論した。

　参院選公約への盛り込みに関して橋下氏は「本州での分散計画を打ち出して、選挙にすればいい」と明言。「それで日本維新が支持されるなら、政府は検討を開始していい」と述べた。