アイドルグループ・ＡＫＢ４８が１０日、都内で、ＡＮＡとの共同プロジェクト「Ｃｈａｌｌｅｎｇｅ　ｆｏｒ　ＡＳＩＡ」の発表会に登場した。グループ卒業を発表した秋元才加（２４）や渡辺麻友（１９）ら５人は、ＡＮＡキャビンアテンダント（ＣＡ）の制服姿を披露。「第５回選抜総選挙」（６月８日開票、神奈川・日産スタジアム）に向けてのコラボキャンペーンとなり、メンバーは“上空の選挙活動”に胸を躍らせた。

　２カ月後に控える選抜総選挙に向けて、世界中を飛び回る航空機の機内で“選挙活動”が行われる。５月１日からＡＮＡの国際線の機内ビデオで、過去４回の選抜総選挙を振り返るオリジナル番組の上映が決定。オーディオ番組でも、まゆゆと大島優子（２４）の解説付きＡＫＢヒット曲メドレーが、国際線、国内線ともに流れることになった。

　ＣＡの制服をキュートに着こなしたまゆゆは、「生きてるうちに１度は着てみたかったので、すごく幸せです」とコスプレにご機嫌。機内での総選挙ＶＴＲ上映には、「この季節になると毎年、今までの（総選挙の）映像が流れますが、そのときはいっぱいいっぱいですが、あらためて見返すと恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべた。

　昨年の総選挙では２位だったが、立候補制となった今年は、先月３１日にＡＫＢのメンバーでは真っ先に立候補届を提出。「ＡＫＢ４８では第１号で気が引き締まって、気合が入って良かったです」と初の１位獲得を目指して声を弾ませた。

　７日に選挙不出馬と卒業をダブル発表して以降、初の公の場となった秋元は「選抜総選挙が節目かなと思ってたので。デビューしたときから独り立ちするときのことは、みんな常々考えて意識してるでしょうが、私はこのタイミングかなと思って」とあらためて決断理由を説明。

　「ＡＫＢ４８出身の女優としてしっかり活躍していくことが、ＡＫＢ４８に貢献できることかなと思います。これからもっと経験を積んで、荒波にもまれ、いろんなことに挑戦したい」と将来のビジョンを語っていた。