OSK日本歌劇団 73年ぶり東京で満開

 関西を拠点に活動するOSK日本歌劇団が5日、東京・日生劇場で創立90周年記念公演「レビュー 春のおどり~桜咲く国」の初日公演を行った。

 団員総勢33人による代表作「春のおどり」が東京で披露されるのは73年ぶりで、日生劇場での公演は劇団史上初めて。

 公演前に会見したトップスターの桜花昇ぼる(おうか・のぼる)は「OSKがここまで来れたのは支えられた皆さんのおかげです」と、喜びを“満開”にした。

 桜の見ごろを終えた東京で、西の“桜”が73年ぶりに咲き乱れた。

 昨年4月に地元・大阪でスタートした劇団創立90周年記念のファイナルを飾る公演として、日生劇場での「春のおどり」上演が決まった。劇団員が全員出演する同作が東京で上演されるのは73年ぶり。

 記念の舞台を前に、桜花は「今日の日を迎えられたことにグッときています。皆、いくらメークを直しても直せないくらい感動しています」と、瞳を潤ませた。

 「春のおどり」は1926年に大阪松竹座で初上演された劇団の代表作で、春の風物詩として親しまれている。日本舞踊を基調とした「和のレビュー」と、華やかなダンスが見どころの「洋のレビュー」による2部構成。第2部のフィナーレで披露される、テーマソング「桜咲く国」にのせ桜色の傘を回すフォーメーションは公演の名物となっており、高世麻央は「一人でも多くの方に知っていただけるように、今日からOSKの桜で東京を満開にしたい」と、十八番のお披露目に意気込みをみせた。

 今年で開場50周年を迎えた日生劇場の舞台については、桐生麻耶が「(円形の客席が)大福みたい。大福のあんになった気持ちで身を任せてみたい」と、大阪人らしい言い回しで自然体を強調。公演は8日までで、桜花は「OSKらしさを出し、お客さまの元気と癒やしになるような舞台にしたい」とアピールした。

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