歌舞伎俳優・尾上菊五郎（７０）が１日、東京メトロ東銀座駅と４月２日に新開場する歌舞伎座とを地下で結ぶ「木挽（こびき）町広場」のオープニングイベントに登場した。

　駅と直結していなかった旧歌舞伎座と比較すると、アクセスは飛躍的に向上。菊五郎は「子供のころ、東銀座駅ができたときに父（七代目尾上梅幸）が『なんで歌舞伎座とつながらないんだ』と嘆いていました。きょうはその悲願がかないました」と親子二代にわたる思いが通じたことを喜んだ。

　広場には土産物の売店やコンビニエンスストアなどもあり、憩いのスペースとなりそうだが、菊五郎は「歌舞伎はお客さまが命。ここで足を止められては困ります。ぜひ、歌舞伎座までお越しください」と観劇をアピールしていた。