広末Bリボン賞!笑わない女から解放

 喜びのスピーチで笑顔はじける広末涼子=イイノホール(撮影・園田高夫)
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 デイリースポーツなど在京スポーツ7紙で構成する東京映画記者会が制定する「第55回ブルーリボン賞」の授賞式が14日、東京・イイノホールで行われた。「鍵泥棒のメソッド」で助演女優賞を獲得した女優・広末涼子(32)は「監督から『笑うな』と言われた」と撮影では我慢した笑顔をはじけさせた。「テルマエ・ロマエ」など3作品で主演男優賞の阿部寛(48)、「かぞくのくに」で主演女優賞の安藤サクラ(26)ら受賞者9人が出席した。

 “笑わない女”を演じた広末が、とびっきりのスマイルを輝かせた。

 監督賞も受賞した「鍵泥棒の‐」ではコメディー作品にあって、まじめすぎてニコリともしないキャリアウーマンを熱演。アイドル時代からトレードマークだった笑顔を封印した。

 両肩を全開にしたセクシーなドレスに、ハリー・ウィンストンの総額2444万円というジュエリーを身に着けてステージに上がると、「(内田けんじ監督から)『笑うな』と言われて、何度もテイクを重ねた。『笑ってました?』と聞くと『ほほ笑んでました』と言われて…」と撮影での苦労を、白い歯を見せながら披露した。

 それでも内田監督から「広末さんはコメディエンヌの才能がある。これからたくさんコメディーをした方がいいよ」と褒められたといい、「悩んでいたけど、女優としての視野を広げていきたい」と喜劇に開眼したことを明かした。

 1994年、14歳でデビューして、今年で芸能生活20年目。私生活では8歳と1歳の男児のママながら、08年には「おくりびと」に出演し、米アカデミー賞の授賞式にも登壇するなど、確かなステップを踏んできた32歳も、意外やブルーリボン賞は初受賞。「この作品で引き算の芝居を知った。カメラ前に立たせてもらう重大さにも気付いた」と話し、さらに演技派へ磨きをかける。

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