将棋の羽生善治2冠(41)럫左=とチェスのフランス王者マキシム・バシェ・ラグラーブ氏(21)=同右=が17日、神戸市で将棋とチェスの同時対局に挑んだ。約200人が勝負を見守る中、将棋は羽生氏、チェスはバシェ・ラグラーブ氏が勝った。羽生氏の先手で始まり、持ち時間は各1時間。チェスと将棋を1手ずつ指してから相手に手番が移るルール。将棋は、羽生氏が飛車を使わないハンディ付きだった。
対局前に「同時にやるのは初めてで混乱しないか心配」と語っていた羽生氏は「局面を頭の中で切り替え、どちらを先に考えるかという面白さもあった」と振り返った。