安全地帯30周年 玉置が紅白出場を熱望

 5人組ロックバンド・安全地帯のデビュー30周年記念パーティーが13日、都内で開かれ、ボーカルの玉置浩二(54)がNHK「紅白歌合戦」の出場を熱望した。実現すれば1985年以来27年ぶり2度目となる。この日、54歳の誕生日を迎えた玉置は、2010年に結婚したタレントの青田典子(44)とツーショット会見で変わらぬラブラブぶりを見せつけ、青田の芸能活動再開も明らかにした。

 節目を迎えた安全地帯を代表して、玉置が紅白出場に名乗りを上げた。

 この日、5人はデビュー30周年記念と、7月に立ち上げたレーベル「SALTMODERATE」の設立祝い、さらには玉置の誕生日と“3重パーティー”を開催。玉置は「30年は通過点だと思っていたけど、ずっと同じメンバーで、大したことをやってきたな。ますます精進し、ばく進したい」と宣言した。

 精力的な活動を誓った5人は、久々の“大舞台”を視界に入れている。報道陣から「紅白出場は?」と問われると、玉置は「ぜひ、お願いします」とキッパリ。「ちゃんと(NHKホールに)行きますので」と低姿勢で、苦笑いを浮かべながら付け加えた。一昨年の「FNS音楽祭」をドタキャンした“騒動”を自ら持ち出すことで、真剣さをアピールした。

 安全地帯はこれまで、紅白歌合戦には「悲しみにさよなら」が大ヒットした85年に1度だけ出場。玉置はソロとして96年に「田園」で1度出場している。8月22日に発売したセルフカバーアルバム「The Ballad House」が好調。メモリアルイヤーだけに、27年ぶりの晴れ舞台も可能性は十分だ。

 5人は、来場した関係者100人を前にミニライブも開催した。玉置はヒット曲「ワインレッドの心」「じれったい」など、予定の3曲を超えて6曲を熱唱し、会場は大盛況。まるで大みそかのリハーサルのようだった。

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