“米朝アンドロイド”人間国宝と対面

 落語家で人間国宝の桂米朝(86)をモチーフにした人型ロボット“米朝アンドロイド”が23日、大阪市内で公開され、本人と“対面”した。特殊シリコンを使用し、限りなく人間に近い質感を作りだし、細かい表情の変化まで表現されたアンドロイドに、米朝本人は「なんや、気色悪いな…」と感想を話して笑わせた。モデルは約10年前の米朝で、ロボット学者の石黒浩大阪大学基礎工学科教授(48)らが約8000万円をかけて製作した。

 「看板の一(ぴん)」「たけのこ裁判・小噺」の2席を披露できるようにプログラミングされており、「桂米朝展」(大阪・ブリーゼプラザ小ホール、8月1~9日)に展示される。

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