隨縁カントリークラブ西神戸コース【大畑大介のトライ!名コース難ホール!!】

 兵庫県でも屈指の好アクセスを誇るのが隨縁カントリークラブ 西神戸コースだ。阪神高速7号北神戸線の前開出口から2分もあれば到着する。〝売り〟は交通至便だけではない。コースは、驚くような長さでもないし、意地悪な狭さでもない。それでも、フェアウエーからグリーンまで、絶妙なアンジュレーションがゴルフ脳を刺激してくれる。日本を代表するラガーマン・大畑大介さん(49)が、この強大な敵にどんなタックルをかましてくれるか。GDOコラボ企画第3弾は〝雨中の決戦〟となった。

 雨の日の鉄則はフェアウエーキープだと言われる。水分を含み、粘り着いてくるラフから精度の高いアイアンショットを打つのはプロでも難しい。しかし、それも含めて楽しむのが〝大畑流〟だ。何しろ「ラグビーも、もともとそういう競技でしょう。緑に雨。全然、気になりません」と、さすがに積んできた経験が違う。

 左サイドがやや広い1番パー4。大畑さんのティーショットは左のラフへ。広さに救われた形だが、やはりラフは〝エグ〟かった。2打目のアイアンは、濡れた芝がクラブにからみつき、想定以上にヘッドが返ってしまいそのまま左のOBゾーンへ。

 続く2番の1打目は左のラフ。しかしここからトップアスリートの対応力を見せる。2打目、それでも左方向へ行きながらも、致命傷とならない場所に運び。そのラフから手前2メートルに乗せ、2パットのボギー。

 これで持ち直したかったが3番パー5はグリーン周りで苦労し、4番パー3は140ヤードの打ち上げ、つまり150ヤード弱の距離が必要だが、9番アイアンでのティーショットがグリーンをダイレクトでオーバー。軽く振ったつもりが170ヤード近く飛んでしまい、コースの難しさに加え、雨中のゴルフの難しさも大畑さんを悩ませた。

 この3番の3打目地点、そして7番のティーインググランドからは、天気に恵まれれば明石大橋明石海峡大橋を臨むことができる絶景ホールだそうだ。

 5番パー4では、フェアウエーからの2打目がグリーン右手前のバンカーへ。これをピン右1・5メートルにつける高い技術を披露した。が、そもそもフェアウエーにあっても止まった場所によって番手も狙う方向も大きく変わってくる、強烈なアンジュレーションが、楽なパーオンを許してくれないのだ。

 「ずっとコースに実力を試されているような感覚ですよ」と大畑さん。その風光明媚な7番パー5も一筋縄では参りません。最初の左ドッグレッグは270ヤード以上飛べば突き抜ける。うまく手前においても今度は強烈な右ドッグレッグが待っている。ならば、右の林を超えて2オンを狙うか、しかし、フェアウエーのアンジュレーションが簡単にそれを許してくれない…。

 「何しろフラットな場所がない。1打、1打、丁寧に。そこを怠ると大変なことになりますね。このコースは『ゴルフはメンタルスポーツだ』ということを改めて教えてくれたような気がします」と大畑さん。

 「ここで好スコアが出れば、本当の自信がつくでしょうね。今度は同じぐらいのスコアの仲間と来ます」と再戦を誓っていた。

【グルメ】

 ハーフを終えて「へとへとになりました」とコースのタフさを痛感した大畑さんのチョイスはコース一押しの「サーロインステーキ和風ソース」だった。「中華ランチ」、「和風ハンバーグ&若鶏の唐揚げ定食」も人気だそうだが、どれもが一様に、大畑さんも「すごい!」と息をのむようなボリュームなのだ。ステーキは「脂身が少なくて、柔らかくて、プレーに差し障りがない中での、十分な食べ応え。これは本当においしい」と舌鼓を打った大畑さんは「これだけタフなコースですから、ボリュームにも理由があるんですね」と納得顔でステーキにかぶりついた。

【所在地】

隨縁カントリークラブ 西神戸コース

〒651-2108 兵庫県神戸市西区伊川谷町前開700番

電話: 078-997-9700

FAX: 078-997-9707

予約はコチラ→隨縁カントリークラブ西神戸コース

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