プロ3年目22歳・吉沢柚月が初優勝 15番10メートル沈める「神様からのプレゼントだ!」 飛躍のきっかけはオフのパット改良 

 通算8アンダーでツアー初優勝した吉沢柚月=札幌国際CC
 優勝トロフィーを手に笑顔の吉沢柚月
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 「女子ゴルフ・北海道meijiカップ・最終日」(9日、札幌国際CC島松C=パー72)

 プロ3年目の吉沢柚月(22)=三菱電機=が首位から出て5バーディー、2ボギーの69で回り通算8アンダーでツアー初優勝した。4位から出て69で回った永井花奈が2打差の2位。首位タイから72と伸ばせなかった安田祐香が通算5アンダーの3位に終わった。

 普段にこやかな吉沢が、プレー中はほとんど表情を変えない。18番で1メートル弱のウイニングパットを沈めても、両腕を上げた表情はどこか控えめ。そんな22歳が、思わず白い歯を見せたのが15番だった。

 2打差首位で迎え、バーディーパットは10メートル。下りのフックラインに対し、タッチを合わせる感覚で優しく打った。ボールはゆっくりと転がり、流し込むようにカップへ。入った瞬間、「神様からのプレゼントだ!」と思った。

 パッティングは苦手だった。「入れたいという気持ちが雑念になっていた」という。パットが足かせとなり、ツアーデビューの2024年は19試合で予選通過がわずか1試合。2季目の昨季は23試合で13試合に増えたが、シード権には遠く及ばなかった。改善したのは、オフの練習で「距離感を合わせることに絞ろう」と、腹をくくったことから。昨季は1ラウンドあたり29・5969で28位だった平均パット数が、今季は28・6863の6位にまで向上。予選落ちは1度だけと、劇的に成績が上がった。

 2003年度生まれのダイヤモンド世代。18番グリーンでは同世代の吉田鈴や都玲華、年下だがプロ入り同期の菅楓華らが待ち受けていた。「頑張っている同世代を見て、焦ったし、悔しかった。諦めなかったから、今がある」。海外メジャーを目標にしつつ、当面は日本で自信を重ねていくという。

 ◆吉沢柚月(よしざわ・ゆづき) 2003年11月23日生まれ。千葉県市川市出身。9歳からゴルフを始める。麗沢高を経て日本ウェルネススポーツ大在学中の23年11月、3度目の挑戦でプロテストに合格。昨年9月の下部ツアー、山陽新聞レディースカップで優勝。趣味は一人カラオケ。映画「キングダム」シリーズが大好きで、最新作も7月に見に行った。164センチ、57キロ。

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