青木瀬令奈が“未来のスター”と二人三脚で好発進
「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・第1日」(11日、六甲国際GC=パー72)
青木瀬令奈(33)=リシャール・ミル=が6バーディー、1ボギーの67でラウンド。午前スタート組では、ホールアウト時点で首位と3打差、4位という好発進を見せた。
ウインウインの、“新コンビ”が好スコアを導いた。いつもはコーチでもある大西翔太氏が青木のキャディーを務めるが、今週になって大西氏が食中毒と思われる症状に見舞われた。
10日に行われたプロアマ戦はハウスキャディーで乗りきったが、開幕を前に、青木の頭に浮かんだのが、トップアマでこのコースをホームとしている後藤あい(17)=松蔭高3年=の顔だった。
後藤は出色の飛距離を誇り、昨年の下部ツアー「SkyレディースABC杯」でアマチュアVを果たすなど、今年のプロテストの有望株。互いのコーチが懇意にしており、昨年のミネベアミツミレディースに出場した際、練習ラウンドをともにしたところから交流を深めていた。
この大会、後藤はマンデー予選で1打及ばず、本戦には進めなかったこともあり、青木の応援に来る、と話していたことから「どうせなら」と青木が声を掛けた。
「コースを知り尽くしている、頼もしいキャディーさんと、すごく楽しいラウンドができましたよ」と青木。
後藤にとっても、例えば18番パー4。2打目がグリーン左手前の深いラフに入るピンチで、絶妙のアプローチによってパーセーブした場面など、トップクラスのショートゲームを目の当たりにして「自分ならオーバーかチャックリ(ショート)」と、数多くの学びを得られた1日となった。
青木自身は今季、初日に出遅れることが多く、4度の11位が最高位と不完全燃焼を続けていたが、2021年に勝った大会でもあり、「相性のいいコース。バーディールートをイメージしやすい」という中での好発進となった。
2日目以降のキャディーは未定だが、マンデー予選を落ちたことで「逆にいい経験ができた」という後藤。そして21年当時は「無観客だったから、声援のない中での優勝でした。今回は歓声も聞けて楽しい」と、多くのギャラリーに囲まれた中で勝ちたい青木。即席の名コンビが作った流れを、週末につなげていく。
