男子ゴルフ 出利葉太一郎が飛ばしを貫いてV圏内で粘る

第3日 5番でティーショットを放つ出利葉太一郎
第3日 18番でバンカーショットを放つ出利葉太一郎
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 「男子ゴルフ・日本プロ選手権センコーグループ・カップ・第3日」(23日、蒲生GC=パー72)

 前週までのドライビングディスタンスが333・08ヤードと、ツアートップを誇る飛ばし屋・出利葉太一郎(25)=フリー=が、強風が吹く難しいコンディションの中、その飛ばしにこだわり続け、1イーグル、3バーディー、2ボギーの69、通算9アンダーの9位、首位に4打差と、優勝争いに踏みとどまった。

 出だしから魅了した。1番パー5は、ラフからの2打目がグリーンオーバー。そこからうまく寄せてバーディー発進すると、2番379ヤードのパー4では、フォローの風に乗ったこともあったが、グリーン右手前のバンカーまでかっ飛ばし、そこからの13ヤードを放り込んでのイーグルだ。

 そこから、スコアが動かなくなった。13番まで行ったところで、ボギーが先に来た。それでも、自身の武器を軽々しく手放すつもりはない。

 迎えた15番パー4。347ヤードと短い距離だが、フェアウエーに横たわるバンカーを越えるのに、285ヤードが必要だ。出利葉の距離であれば難しくないが、この日は強烈なアゲンスト。飛ばし屋であっても、ほとんどのプロが短いクラブで手前に刻んだ。

 しかし出利葉に迷いはなかった。「手前のバンカーに入ったら、もっとトレーニングをしよう」と、とてつもなく前向きな発想でドライバーを握り、グリーン手前42ヤード地点までかっ飛ばし、バーディーをもぎ取った。

 最後「1・5メートルのパットを外したのが悔しいな」としながらも、圏内にいることは間違いない。

 しっかりフェアウエーに置くゴルフは、持ち味を消してしまう。「ドライバーでどれだけやれるか。リミッターをどんどん外して、コースと向き合いたい。楽しみです」。ツアー本格参戦3年目のパワーヒッターが、飛ばしに飛ばして、初の栄冠をつかみにいく。

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