河本結が母と弟の前で逆転でメジャー初優勝
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(10日、茨城GC西C=パー72)
今季国内女子ゴルフツアーのメジャー初戦。首位と1打差の3オーバーでスタートした河本結(27)=RICOH=が、逆転でのツアー5勝目、メジャー初制覇を果たした。
序盤は首位の福山恵梨と互角のスタート。ともに1打ずつ伸ばして迎えた5番パー5。福山はグリーン右手前のバンカーショットが、グリーンオーバーの“ホームラン”と苦戦。一方の河本は2打目をグリーン左のセミラフへ。そこから11ヤードのアプローチは、ラインを完璧に読んで、カップに吸い込まれた。
この日「スタート直前に間に合いました」という弟・力も見守る前での、チップインイーグル。この時点で河本は通算イーブンパー、このホールをボギーとした福山を逆転して、単独首位に立った。
しかし7、9番でいずれもアプローチが強めに入り、通算2オーバーで折り返す。
後半に入ると、崩れていった福山に代わり、鈴木愛が猛烈にスパート。12、13番で連続バーディー。さらには15番でホールインワン。ボギーを挟んで、17番でもイーグル。鈴木はこの日5アンダー、通算3オーバーという“クラブハウスリーダー”の形でホールアウトした。
河本も13、14番と連続ボギーで3オーバーとなったが、17番パー5、そして18番パーとしびれるところで、しっかりとチャンスにつけ、連続バーディーフィニッシュ。見守った力、そして母・美由紀さんが泣き笑いの表情で河本と抱き合って、勝利を喜び合った。
母の日の、最高のプレゼントに美由紀さんは「つらいときに近くにいても何もしてやれなかったのに、こうして目の前で優勝を見せてくれて、本当に幸せです」。力も「家族として、本当にうれしい。僕も全米予選で回って難しい、と思ったコース。メンタルも、技術も強いな」と姉をたたえていた。
