佐久間朱莉が記録的圧勝で4勝目 25アンダー&2位と11打差は史上2位 史上初の今季2度目の完全V

 「女子ゴルフ・延田グループ・マスターズGCレディース・最終日」(26日、マスターズGC=パー72)

 佐久間朱莉(23)=大東建託=が通算25アンダーの“記録的圧勝”で通算4勝目を手にした。

 初日から首位を守り続け、この日は2位に8打差の通算20アンダーからスタート。この時点で、逆転されたことは過去に3例しかないストローク差だったが、佐久間の“一人旅”は加速した。

 2番で2メートルを入れてバーディーを先行させると3番パー4は2打目をカップ左約1・5メートルにつけ、連続バーディー。

 結局前半を3打伸ばしてハーフターンすると、通算23アンダーで迎えた14番パー3は、花道からチップインバーディー。15番パー5は4打目、カラーから4メートルを放り込んだ。

 ここで、通算25アンダーとし、佐久間はそのまま悠々と逃げ切った。

 2014年、大山志保のトーナメントレコード(72ホール)である19アンダーを大きく更新。通算25アンダーは2003年・ミズノクラシックのアニカ・ソレンスタムなど過去2例の同24アンダーを更新し、昨年の大東建託・いい部屋ネットレディースで川崎春花が記録した同28アンダーに続く、史上2位だ。

 さらに2位・阿部未悠の通算14アンダーに11打差は、1996年・伊藤園レディースでL・デービーズが記録した2位との15打に続く史上2位の記録。

 今季のブリヂストン・レディースに続く、初日からの完全優勝。同一年に複数回記録したのは、佐久間が史上初となる。

 賞金も昨年の竹田麗央に続く2億円まであと約416万円と、十分な射程圏内だ。

 プロ5年目にして初勝利を挙げた今季。恐ろしいほどの成長曲線を描きつつ「一つでも多く勝てるように」と貪欲な姿勢を崩さない。これからも国内ツアーの中心で暴れそうだ。

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