堀琴音が悲願のメジャー初V 9年前、涙のV逸の雪辱果たす 結婚後初優勝&3年ぶり3勝目 両腕突き上げガッツポーズ「この景色を夢見て頑張ってきた」
「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・最終日」(5日、チェリーヒルズGC=パー72)
単独首位でスタートした堀琴音(29)=ダイセル=が4つスコアを伸ばし、通算19アンダーで悲願のメジャー初Vを飾った。ツアーは3年ぶり3勝目。昨年クリスマスに結婚を発表してから、ミセス初優勝となった。
前半2バーディー、1ボギーで1つ伸ばすと、後半もスコアを伸ばした。2位と2打差で迎えた最終18番ではティーショットが右にいったが、ギャラリーの腕に当たってラフへ。なんとかパーでまとめた。1打差でスタートしたアマチュアの15歳、広吉優梨菜(福岡第一高)を振り切り、佐久間朱莉(大東建託)の猛追を2打差退けて、頂点に立った。
ウイニングパットを沈めると、顔に手をやり涙の仕草をみせた後、両腕を突き上げた。
9年前の16年大会では当時アマチュアだった畑岡奈紗に1打差で競り負けて2位。苦い記憶を払拭し、歓喜に辿り着いた。
優勝スピーチでは声を詰まらせながら「この景色を夢見て頑張ってきた。9年前に負けたことが心の中でもやもやがあった。この日本女子オープンで勝つことが認められる感じがする。この試合を勝つために頑張ってきたので、本当によかったです」と言葉を紡いだ。





