中学生プロ・加藤金次郎はイーブンパー発進 15歳142日で史上最年少プロデビュー「前半は30点。後半は100点」

 「男子ゴルフ・パナソニック・オープン・第1日」(25日、泉ケ丘CC=パー71)

 22日にプロ宣言した加藤金次郎=フリー=が、15歳142日での、史上最年少プロデビューを果たした。

 10番からのスタートとなり、多くのギャラリーが集まったが「緊張もなく、うまく打てました」と、落ち着いてティーショットをフェアウエー中央に運んだ。

 2オンに成功させたものの、「入ったと思ったんですが」というパーパットがカップに蹴られ、プロとしてのプレーはボギーから始まった。

 前半は3ボギー。「パターの距離感が合いませんでした」というところから、耐えて迎えた後半5番で130ヤードの2打目を2メートルにつけ、これをねじ込んだ。

 「回りから『プロ初バーディー!』の声もいただいて、力になります」と気持ちも乗ってくると、8、9番で連続バーディーフィニッシュ。スコアもイーブンに戻した。

 「前半は30点。後半は100点です」と加藤。「(杉浦、小木曽と)組み合わせにも恵まれ、ギャラリーの『きんちゃん!』の声もうれしかった」という中学生プロ。2日目は「今日の後半のようなプレーで(ギャラリーに)『来てよかったな』と思ってもらえたら」と、プロらしく締めくくった。

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