19歳ルーキー徳永歩 1打差4位!入谷響に続く同学年2人目Vへ好発進 7試合中6試合で予選落ちもパター変更ズバリ

 「女子ゴルフ・NEC軽井沢72・第1日」(15日、軽井沢72=パー72)

 ツアールーキーの徳永歩(19)=センコーグループホールディングス=が6バーディー、1ボギーの67をマークし、首位に1打差の4位と好発進した。今季2勝目を狙う内田ことこ、ささきしょうこ、ペ・ソンウ(韓国)が66で回って首位に並んだ。徳永のほか、泉田琴菜、高野愛姫が4位につけた。昨年大会覇者で2週連続優勝を目指す河本結はイーブンパーの60位。

 前半はショットが好調だった徳永が、後半は「3メートルから5メートルくらいについたのがよく入った」と振り返ったように、パッティングもタッチが合うようになった。ルーキーでは同学年の入谷響に続く2人目の優勝へ、絶好の位置につけた。

 前週までの7試合で6試合が予選落ち。苦境を抜け出す一因となったのがパターだった。2週前まで使っていたピン型を、先週は大きめのマレット型に替え、今週は以前とは違う種類のピン型を使った。「怖いというほどではないが、入らなかった」と長尺も試すなど試行錯誤。握りも順手やクロスハンドを取り入れた末、今週はクローグリップで打っている。試合では初めてだったが「勝手にヘッドが出てくるし、球が伸びる」と感触は上々だった。

 新人ながら昨年のQT(予選会)は14位。リランキングも14位で、ここまで全試合に出場を続けている。7月上旬の大会では2日目の朝にじんましんが出て、予選落ちした後の夜に救急車で病院に運ばれた。熱中症が理由とみられ、点滴と投薬で症状が治まったというものの、疲れがたまっていたのかもしれない。

 同じ2005年度生まれは、入谷以外にも菅楓華や荒木優奈が何度も優勝争いに加わるなど、1年目から活躍が目立っている。徳永は2度の9位が最高順位。「刺激を受けている。早く勝ちたいと思う」。残りの2日間は初優勝を意識しながら戦う。

 ◆徳永歩(とくなが・あゆみ)2006年2月10日、大阪市出身。5歳でゴルフを始め、ECC学園高に進学した。24年11月にプロテストに合格した。ツアールーキーの今季、4月のKKT杯バンテリン・レディースと、7月の明治安田レディースの9位が最高。趣味は読書。155センチ、65キロ。

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