河本結 史上2番目の下克上Vだ!バーディーラッシュで66位から13位急浮上 全英初挑戦の弟・力を「元気づける」
「女子ゴルフ・ミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ・第2日」(11日、真駒内CC=パー72)
66位から出た河本結(26)=RICOH=が3連続を含む6バーディー、2ボギーで68と伸ばし、通算4アンダーで13位に急浮上した。4日間大会では、史上2番目の「下克上優勝」で、17日からの男子メジャー・全英オープンに出場する弟の力(25)=大和証券=の背中を押す。ツアー初勝利を目指す内田ことこが大会コース記録に並ぶ65をマークし、通算13アンダーで首位を守った。
今季初勝利へ、河本がリーダーズボードを駆け上がった。3番でバーディーを先行させると、4番パー4では左ラフから残り165ヤードの第2打がピンの数センチ左で止まった。「お客さんが『入れ!』と言っていたので、ひょっとしてイーグルかもと思った」。続く5番は約10メートルを沈め、3連続バーディーとした。
その後は一進一退ながらも、さらにスコアを伸ばした。「もうちょい伸ばしたかった、というのはある」とは言うものの、66位から13位へ。首位と9打差とはいえ、残りは2日間ある。
「明日がキーになる。6(アンダー)くらい出すとチャンスが出る。ここはグリーンが柔らかいので攻めたもん勝ち。あとはパー5で取りこぼさないこと」。4日間大会では、昨年のワールド・サロンパス・カップで初日の71位から逆転優勝した李暁松(韓国)に次ぐ、2番目の「下克上優勝」を見据える。
前週は暑さによる体調不良のため、第1ラウンド後に棄権した。復帰初戦の初日は「きついけど体は動いたので頑張った」と、やや空回り。一夜明け、良いイメージを取り戻した。
弟の力は、全英オープンに向けて13日に日本を出発する。「ファンの方に優勝を届けたいし、(力を)元気づけたい」。昨年8月以来の3勝目で弟を勇気づける。



