西郷真央 古江彩佳とともに2打差7位発進 大舞台で際立つ冷静さ、安定感抜群でボギーなし67

 「米女子ゴルフ・エビアン選手権・第1日」(10日、エビアン・リゾートGC=パー71)

 シェブロン選手権を制した西郷真央(23)=島津製作所=と、大会2連覇を目指す古江彩佳が67で回り、トップと2打差の7位発進となった。岩井千怜、山下美夢有と全米女子オープン選手権2位の竹田麗央が69の23位で畑岡奈紗は70の33位。吉田優利と勝みなみは72の57位、岩井明愛、馬場咲希は73の76位となった。笹生優花は74の92位、渋野日向子は76の113位と出遅れた。65のアンドレア・リー(米国)ら5人がトップで並んだ。

 今季メジャー王者がそろって回った組み分け、大舞台の重圧にも、西郷の冷静さは際立った。全米女子プロ優勝のリー(オーストラリア)、全米女子オープン優勝のスタルク(スウェーデン)と同組だったが「自分の積み重ねてきたものをしっかり発揮できるように、と考えながらプレーした」と、ボギーなしと安定感抜群の初日だった。

 バーディーチャンスをわずかに逃す展開が続く嫌な流れ。前半最後の18番(パー5)は2打目が池に落ちる窮地だったが、見事なリカバリーでパーをキープした。アンダーパーでつなぎ、パー5の7番は正確な第2打でピン近くに寄せ「ストレスなく打てた」というイーグルパットを決めた。

 スタルクは納得のいかないティーショットにいらだち、クラブを地面にたたきつける場面もあるなど72にとどまった。精神面の重要さを再確認させられるラウンドだった。

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