米沢蓮 67で単独首位浮上 前年大会の雪辱へ連日の好スコア「だんだんとギアを入れながら」
「男子ゴルフ・BMWツアー選手権森ビル杯・第2日」(6日、宍戸ヒルズCC=パー70)
2位から出た通算2勝の米沢蓮(25)=パルコホーム=が5バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算6アンダーで単独首位に浮上した。2打差の2位に稲森佑貴が続いた。通算3アンダーの3位に比嘉一貴と蟬川泰果が並んだ。首位スタートの小木曽喬は75と崩れ、イーブンパーの13位に後退した。石川遼は2オーバーの32位。
前年大会の最終日、18番で痛恨のボギーをたたいて1打差でプレーオフに進めず3位に終わった。雪辱を期す米沢が連日の67をマークして単独首位で折り返し「落ち着いてプレーできた。すごく良かった」と満足げに話した。
ティーショットを右ラフに入れた2番(パー4)でボギーが先行したものの、昨年までパー5の設定だっただけに「難しいホールなので」と気落ちしなかった。5、6番と2メートル前後を沈めて連続バーディー。後半も15、16番で好機につけて伸ばすなど、多くの選手が苦しむ難コースを攻略した。
2018年アジア大会で金谷拓実、中島啓太とともに男子団体金メダルを獲得。2人は賞金王に輝き海外ツアーで活躍する一方、自身はようやく昨季に初優勝を含む2勝を挙げた。「すごくプレーに波があった。気持ちが前に行き過ぎて途中でガス欠になっていた」。今季は安定感をモットーに、勝利はないが6試合で4度のトップ10入りと好成績を続けている。
「だんだんとギアを入れながら、しっかり日曜日の午後に戦えるように」。初の三大大会制覇を虎視眈々(たんたん)と見据えた。





