岩井千怜 1打差2位浮上 米ツアー初Vへ勝負の18ホール「必ずチャンスが来るコース。気持ち先走らないように」

 「米女子ゴルフ・リビエラマヤ・オープン・第3日」(24日、エルカマレオンGC=パー72)

 第3ラウンドが行われ、10位から出た岩井千怜(22)=ホンダ=が4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算6アンダーで首位と1打差の2位に浮上。米ツアー初優勝を視界にとらえた。70の勝みなみは通算1アンダーで23位。71の岩井明愛がイーブンパーの31位。74の吉田優利は6オーバーで60位だった。ジェニー・ベイ(米国)が7アンダーでトップ。

 ボギーなしと安定していた岩井千は念願の米ツアー初勝利へ絶好の位置につけた。この日の目標を控えめに2アンダーとして臨んだが、結果はスコアを四つ伸ばし「焦らずにずっと我慢のプレーができていたのが良かった。楽しんでいこうという気持ちがいい方向に出た」と笑みがこぼれた。

 上位でプレーする中でも気持ちが空回りしないよう心がけた。4、5番で連続バーディーとした後はパーでしのいだ。17、18番ではともにアプローチを1メートル前後に寄せて、再び連続バーディーを奪い「耐えて良かった、ご褒美。決めないといけないパーパットを沈められたのが終盤につながった」と喜んだ。

 米ツアー本格参戦1年目の今季は11位が最高。最終組で回る勝負の18ホールへ「必ず(バーディー)チャンスが来るコース。勝ちたいが、あまり気持ちが先走らないようにプレーしていきたい」と冷静に語った。

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